愛知県の病院・クリニックの新規開業をサポートするコンサル会社

私が開業のお手伝いをさせて頂いてきた先生が、土地を購入して開業されたケースは５％ぐらいしかみえません。
銀行としては、担保力が上がるから、土地も購入しましょうという提案がよく有ります、が、私はお勧めしておりませんし、先生も
借地、又はテナントで良いという方がほとんです。仕事と、プライベイトは分離したい。クリニック開業には良い場所だけど、住むには適所であるかは？別という理由からです。

土地を探す時に不動産屋さんに頼るケースが殆どですが、人間どおしですから、直接地主さんにお願いする事は問題有りません。
交渉が面倒ですが、借地をお願いするところから動かれると地主さんも好意的に接して下さいます。
不動産の仲介料は、借地代の概ね１～２月分が必要です。また購入の場合は買値の３％程度が規定になっています。
借地、購入が決定すれば、後は行政書士さんにお願いし、公正証書作成等をして頂きます。建物完成後は土地家屋調査士によって
建物登記となります。建築費以外にも最初に色々お金がかかります。

開院された後は、地主さんとは良好な関係を維持しましょう。
通常、借地・借家契約書には、３年ごとに借地代を見直すという条項が必ず謳われています。がこれは３年ごとに値上げすると言う事ではありません。見直す時に、地主さんと「見直しの時期ですね～」という会話はお聞きしたことがございません。
不動産屋さんは、見直しの契約書を作ると作成手数料が入るので、不動産会社が管理されている土地・建物についてはお話を持ってくるケースがありますが、必ずそれに乗らなくても構いません。値上げを要求されないようにするには、地主さんとの関係を良好にして置く事です。中元・歳暮はもちろん、旅の土産、年賀状、診療費負担金の優待などを尽くしましょう。
開業１５年たった先生に地代値上げありました？と聞きましたら・・無いよ・・・。でした。
患者様にも、業者（地主さん）にも気配りをされてみえるクリニックは、患者様が多くいらっしゃいます。
少しの経費で（気配りで）、大きな節約、大きな利益に・・になります。